今年の3月
建築屋の事務所に行った
ある日のこと☆
いつもどうり愛想のいい
40代の営業マンと
明細書の最終確認を済ませた☆
帰り際に
お調子者の営業マンに呼び止められた☆
お調子者の営業マン
今月はホワイトデーの
イベントしますから
よかったら
また来週にでも来てください
オイラ
来週は都合が悪いんで・・・
すみません
お調子者の営業マン
なら ちょっと早いですけど
今 くじ引きだけでも
して行って下さい
オイラ
いいんですかぁ~?
お調子者の営業マン
どうぞ どうぞ
景品をみてみると・・
1等 電気自転車 (いいじゃん!)
2等 炊飯器 (まぁまぁ)
3等 ワイン&シャンパン(いいじゃんいいじゃん)
4等 お米 (いらね)
お米って?
とりあえず
くじを引いてみると・・・
そこには手書きで何か書いてある☆
けど読めない☆
文字が汚すぎて解読不明だったので
お調子者の営業マンに聞いてみた☆
オイラ
これ読みづらいんですけど
なんて書いてあるんですか?
くじを見た営業マンは・・
うぅ~ん
ツャン?
うぅ~~ん
えっと~
メソ~?
うぅ~~~ん
わからん!
さすがのお調子者の営業マンも
読めないらしく困っていた☆
するとお調子者の営業マンは
20才くらいの女の子に
声をかけた☆
マリちゃ~ん
ちょっといい~
(キモイくらいのパパさんモード)
マリちゃん
なんですかぁ~
(完全に営業モード)
お調子者の営業マン
誰が書いたか知らないけど~
字が汚すぎて読めないんだよね~
マリちゃん
どれですかぁ~
(ブリッ子モード全開)
笑顔でくじを見た
マリちゃんの顔色が
見る見るうちに変わって・・・
とっても不機嫌そうに・・・
シャンメリーです
読めないんですか!
(超不機嫌)
どうやら書いたのは
マリちゃんらしい☆
お調子者の営業マンは
固まって微動だにもしない☆
オイラはそれ横目に
クスクス笑っていた☆
くじをじ~と見つめ
何度もうなずくお調子者
小さな声で
うん
読める読める
うなずきながら
読める読める
顔を真っ赤にして
うなずきながら
そうだね
シャンメリー
読める読める
まさに
お調子者ひとりごと状態☆
お調子者の営業マンが
顔を上げるころには
周りに誰もいなかった☆
まるで娘に嫌われる
お父さんみたいだった☆
ふと我に返った
お調子者の営業マンが
オイラをみて
泣きそうな声で・・・
あのぉ
シャンメリーっていう
シャ
言いかけたところで
オイラ
もう結構デス☆
とどめを刺してあげました☆
うひひ☆