何年前だっただろう

 

 

キッチンのドアの外側に

座り込み鳴くブチ猫☆

 

 

おふくろが食べものをあげると

 

 

毎日定刻にやって来るようになった☆

 

 

半年もすると

家の中に上がり込むようになり

最終的に飼い猫になった☆

 

 

翌年には2匹のこどもを産んだ☆

 

 

おふくろは大の猫好きだが

親父は猫嫌いで

毛が抜けるとか目つきが嫌だとか

また来年

こどもを産んだらどうするんだと

かなり嫌がっていた☆

 

 

ある日曜日

用事を済ませ夕方家に帰ると…


おとうさんが猫を捨てに

行っちゃったと
おふくろが泣きそうな顔で言った☆

おふくろに状況を聞いてみると…


親父が段ボール箱に
三匹を入れバイクの後ろに縛り付け
猫が戻って来れない

遠いところまで行って捨ててくる☆


もう猫は二度と飼うなと
捨てセリフを吐いて出ていったらしい☆


それから3時間が経過☆


可哀相という気持ちと
怒りと寂しさに
心が折れそうなそんなとき


微かに鳴き声が
キッチンドアの方から
聞こえた☆


まさかと思いドアを開けると

3匹が親子揃って座っていた☆


おふくろも嬉しそうだった☆


まだ親父は帰ってきてはいない☆


親父はどこへ行ったのか?


猫を捨てに行ったはずの親父が

逆に猫に捨てられたんじゃない?と…
おふくろと大笑いした☆
(バチがあたったな)


猫が戻ってきてから
1時間後

 


親父が帰ってきた☆
(猫に捨てられたんじゃね~のかよ!)


親父に聞くと
バイクでかなり遠くまで行ったけど
猫が戻って来れるんじゃないかと

思ったから
バイクで山の中まで行って

段ボール箱を開けたら

猫がいなかったと…



途中で脱走したらしい☆


山奥まで行った親父は
道に迷ってすぐには
帰ってこれなかったと…
(アホやん)


おふくろいわく
親父より猫の方が頭がいいと・・
(まったくだ)


おふくろはいいきみだと
言わんばかりに笑っていた☆

(ご満悦)



夕食後


キッチンドアの外から
声がする


おかしいなぁ~と思いながら
ドアの鍵を開けたら

親父がいた☆



いったい誰の仕業だろう☆